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2021年1月4日

2021年年頭のご挨拶


弊社アジアブリッジパートナーズは、創立2年目となりました。
平素から多くの皆様に支えられておりますこと、改めて感謝申し上げます。

さて、2020年は世界にとって、大変な1年となりました。新型コロナウィルス感染症の拡大による死者数は180万人を超え、現在も感染拡大が留まることはありません。医療従事者の献身的な支えがあって社会が持ちこたえていることに深く感謝するとともに、多くの命が救われ、医療崩壊に至らないことを切に願います。

社会は3度目のニューノーマル(New Normal)を迎えています。
ニューノーマルとは変化が起こる以前とは同じ姿に戻ることができず、新たな常識が定着することを指します。2000年初頭のインターネットの急速な拡大、2008年のリーマンショック以降の資本主義経済のあり方、そしてアフターコロナ後の社会です。

Lynda Gratton(リンダ・グラットン)の著書『ワーク・シフト』、『ライフ・シフト』では、1990年代から現在に至る変化、そして2025年の未来での働き方が記されています。テクノロジーの変化、グローバリゼーション、そして100年時代の人生の生き方の転換期が現在なのです。
2000年には世界のインターネット利用人口は5億人程度でした。しかし2025年には、50億人がフェイスブックなどのSNSで結びつく時代となります。2016年以降、経済的には分断がもてはやされましたが、グローバリゼーションは今後益々進み、私たちは、協力(コラボレーション)とネットワークとイノベーションについて、根本から発想をシフトする必要があります。

今、日本社会は大きな転換点を迎えています。
超高齢化社会の到来、働き方の変容、世界経済における日本の位置付けの変化、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の加速化などにより、もはや、過去の日本の立ち位置に戻ることはできません。アフターコロナ後こそ、「分断」ではなく、真の「協調」が求められる世界となると考えます。

弊社は社名の通り、アジアの懸け橋となるべく、日本と中国、ASEAN諸国がより一層の緊密な関係が構築できるよう、種々の事業展開を図ります。
本年も社員一同、SDGsの理念を軸に、スピード感を持って、事業に取り組んでいく所存です。何卒、本年もよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 羽生 武史